さて前回は、初めて会ったとき(以下、初面接)の挙動・マナー・仕草は意外と重要だという話をしました。
今回は私の友達が実際に模擬面接をして癖を直し、成功した例をご紹介しましょう。

N子は当時29歳。
見た目は少し地味なタイプですが、サバサバしていて性格も良く、男女共に友達が多い子です。
それまでに付き合った男性の数は2人と多くはありませんが、居心地がいいのかどちらの人とも長く付き合っていました。
でも、最後に彼氏と別れたのが26歳。
これから結婚を・・・という時だったので、焦りました。
そして広い交友関係をフル活用して合コンや紹介をしてもらったそうですが、なかなかうまく行きません。
どの人も最初の時点で(初面接)でダメになってしまうそうです。

そんな時、私に相談が持ち掛けれました。
私から見てもN子の初印象が悪いようには思えず、「初めて会う男性の前だと何か違うのかな?」と思って模擬面接を提案しました。
ちょうど私の同僚に、女の人にダメ出しするのが大好きな(←こう書くと最低ですね^^;でも良い人なんですよ。)男性(以後、A男とします)がいたので、その人にチェックしてもらうことにしたのです。

模擬面接当日。
N子には、いつも紹介をしてもらった男性と会う時のような服装や態度で臨むよう言いました。
私は結婚相談所のおばちゃんのように、待ち合わせ場所でN子とA男を引き合わせると、面接中はデパートをうろうろして時間をつぶし、1時間後に2人のもとに合流しました。

A男もさすがに初対面の女性と2人きりでダメ出しはしにくいとのことで、私立ち合いの元、N子に対する指摘が始まりました。これが出るわ出るわ。A男によると、以下がN子の主な敗因ではないかと。


・段差を上る時や、椅子に座るときに、小さい声で「よいしょ」とか「よっと」と言っていて、おばさんぽく思えた。(口癖)

・A男はコーヒーを、N子は紅茶を頼んだが、運ばれてきた後に、A男に尋ねることなく自分から先に砂糖を入れていたので、気遣いができない子だと思った(マナー)

・ケーキを食べた時に、「このケーキ美味しいですね!」とニコーッとしたとこまではよかったが、その後独り言のように「うまーい!」と何度か言っていて、言葉遣いの悪さが見て取れた。(言葉)

・最初はよかったが、30分ぐらいしてきたら猫背になって姿勢が悪かった。さらにはソファ椅子の背もたれにもたれかかっていた。だらけた主婦になりそう。(姿勢)

・猫背になったせいか、首が上がってきて、上から見下ろすような視線になっていたので、やめた方がいい。(姿勢)

・A男の話(嫌な上司の話をしたらしい)を聞いて、一生懸命同意しようとしてくれたのはよかったけど、「それはムカつきますね!」と言ってたのが、29歳にもなって他に言葉を知らないのか・・・と思った。(言葉)

・A男のボケに対して笑ってくれたのはよかったけど、手を叩いて笑うのは品がないからやめた方がいい。(しぐさ)


N子と一緒に聞きながら、まだあるのか・・・と思いながらも妙に納得しました。
A男からすると「N子は裏表のないいい子なんだろうけど、品のないおばさんのような印象を受けた」そうです。

N子が今まで付き合った彼氏は、どちらも学生時代に知り合った人だったので、まだ若い分、言葉遣いとかは気にならなかっただろうし、一緒に勉強したりサークル活動したりする中でN子の中身を見て好きになったから、こういった挙動については特に問題なかったのだろうけど、いい大人になって初対面の男性と会うとなったら、もう少しきちんとした言動をした方がいいとのことでした。

N子はこれを聞いて凹んだりはせず、ひたすらA男に感謝して帰って行きました。
(こういうところがN子の性格の良いところですよね。)

そして、自宅のダイニングテーブルの向いに全身鏡を置いて姿勢を直し、普段から「うまい」「やばい」「むかつく」などの若者言葉は使わないように気を付けたそうです。

すると、次に紹介してもらった男性とは見事おつきあいがスタート!!
約1年後に結婚したそうです。

いかがでしょうか。

初面接がうまく行かないという方、一度ご自分についても見直してみると案外すんなり行くかもですよ。


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